結構周りに多いので意外と世の中にもそういう人は多いんじゃないかなという印象。自身の体験談も踏まえてまとめてみました。
なにも作れない理由
技術書を読むところからはじめてしまう
まずは細かい言語仕様を知りたい!と考えてしまって、分厚いオライリーの本を買い揃えたけれどなかなかに読みきれなくて挫折してしまう。私は結構ありまして。形から入りたがる質なので、どうしてもその時は不要な情報まで目を通してしまいたくなります。それでは体力が持たずなかなか作り始めるまでいくのが大変。
大作をイメージしてしまう
例えばゲームを作りたいとした時、いきなりとんでもない大作をイメージしてしまうとどうしても自分が作れる範囲ではショボく感じてしまって手が止まることは無いでしょうか。
最近ではUnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンなどが無料で扱えるので、簡単に作れそうな気がしてしまいます。ですが実際に触ってみた方はわかると思いますがなかなか一人で一つの作品を作りきるには情熱が必要です。
大抵のものは世の中にある。もしくはあるような気がしてしまう
別に自分が作らなくてもそれくらいもうあるでしょ。そうやって手を止めてしまうと、重要なアイデアを逃してしまうかもしれません。しかし思いつきでこういうのがあったら便利かもと思って調べると、似たようなものがたくさんあふれていたりします。そうすると手が出せないで諦めてしまったり、もしくは探す前から諦めてしまって先に進めなかったりすることも。
自分で作れるようになるには
まずは少しの時間で手を動かしてみる
まずはネットに転がっているソースコードを真似したりしながら、実際に動くところまで持っていくだけでも「この時はこういうふうに書くのか」と理解も進みますし、慣れてくれば自分なりに改造して遊ぶことも出来ます。
「(学びたい言語やシステム) ハンズオン」などと検索したらいろいろ出てくるので、それを実行してもいいでしょう。できるだけ簡単なものから初めてみるのが挫折しないで続けられるコツかもしれません。
ここで重要なことは「自分でもプログラムを書けるかも」と実感すること。小さな成功体験がモチベーションアップに繋がります。
優先度を決める
例えばゲームを作りたいと思った時、優先したいものが何かを決めます。
- ビジュアルで勝負したい
- プログラムをただ書きたい
もしかしたらプログラミングがしたいわけではなく、かっこいいゲームが作りたいだけなのかもしれません。その場合はグラフィックや音楽に力を入れて、できるだけソースコードを書かなくて済む方法を探したほうが良いでしょう。
ゲームに限らず、自分の作りたいもののコアが何かによっては実はプログラムするよりももっといい方法があるものです。それを探す時間を設けることも重要です。
個人的な考えとしては車輪の再発明はやっていいと思っています。(このサイトの名前もその思いでつけてます)自分で考えてやったことが何よりも大事だと思います。人生は時間が限られているのですべてを実行することは出来ませんが、必要だと思ったときは迷わずやってみるのが一番。
すでにあるものを真似して+αしてみる
まるまる真似してしまえばただのパクリになってしまいます。自身だけで楽しむ分にはそれでも良いかもしれませんが、せっかく作ったものは誰かに見てもらいたいものです。
すべてを真似するのではなく、そのアプリや製品のキモになる部分を抽出してそこにオリジナルの要素を入れましょう。かと言ってやりたいことをすべて入れることは難しいです。時間には限りがあるのでその時の自分が使える時間とできることを考えることを優先しましょう。
もしくは同じような見た目にするにはどうするかを考えて真似するのも有効でしょう。完全に真似するのではなく「ここかっこいいな、どうやってるんだろう」という部分だけでも試行錯誤してみるのはいい勉強になります。
誰か聞ける人を探す
一人でしらべながらコツコツ作るのはなかなかに地味な作業です。モチベーションが続かない人ももちろんいると思います。
私は全部独学で勉強していますが、誰かに教えてもらいながらのほうが捗るかもしれません。無料で相談できるところもあるので一度話を聞いてみるのも良いのではないでしょうか。
もし相談するなら「こういうことがやりたいけど、こういう部分ができていない」と明確に課題などを把握した上で伝えると、メンター側も的確に話しを進めることができるのでぜひ事前に考えていくことをおすすめします。