なぜ勉強しようと思っても続かないのかを考える

好き勝手に考える

結局のところ、なにかを継続するには続けるしかないというなんとも言えないものに帰結する。
続かない理由として思いつくのは面倒、時間がない、他に楽しい、やりたいことができたなどが考えられる。
そして、しばらくしてから続けておけばと後悔するということを繰り返す。

ではなぜちょっとしたことでも継続することができなくなってしまうのか。

新しいものを取り込むときの負荷が大きい

勉強は基本的に新しいものを次々と取り入れていくことが多いと思う。
もちろん復習は大事だけれど、復習ばかりやっていては先に進めない。
そして新しいものに触れるとき、必然的にそれまでに知らなかったものを取り込むことになるため負荷が大きい。

繰り返し接しているうちにどんどん好きになるのはなぜ? | 日本心理学会
公益社団法人日本心理学会の公式ホームページ

単純接触効果は繰り返し触れることで覚えなければならないものが減り、負担が減ることで楽に知覚できると好きだと勘違いするというものらしいが、第一印象が悪いときに接触回数や頻度を増やすことは逆効果と言われているらしい。体感としても合っている気がする。

ということは頑張って勉強したいからといって、自分の実力に合っていないような難しすぎるものに接触するのは良くないのだろう。

勉強を続ける方法として

  • 好きとも嫌いとも思わない状態を用意する
  • 楽しくて仕方がないと自分に思い込ませる
  • 簡単に思えるくらいまでレベルを下げるか、問題を分解して考えやすくする

このような状況を用意できるなら良いのかもしれないが、勉強を好きとも嫌いとも思わない状態で始めるというのもなかなかに難しい。
あと個人的に思うのは、継続することだけを意識してしまうと「今日はもうやったから大丈夫」と考えてしまい、進みが遅いまま日々を過ごしてしまう気もしている。

勉強する時間を損だと考えてしまう

現状維持バイアスという、人間は損をするのを避けたいと思う心の働きがあるそうだ。

今さら勉強をしても無駄なのではないか、挑戦して失敗するより最初から挑戦しないでおこうという思いは多くの人が経験しているのではないだろうか。

心からそう思うのであれば、いっそ勉強しないのも手かもしれない。
そんな気持ちで学んでもたぶん何一つ残らない。なぜそれを勉強しようと思って、それを持ってどうしたいのか。それはその人にしかわからないし他人にはどうすることもできない。

それでも勉強したくなったときに始めてもきっと遅くない。

結局は何がしたいのか次第

続けた結果どうありたいかを明確にイメージできること。
勉強に限らず何かを続けたいなら、イメージできないより出来たほうがずっといいのは当然だと思う。それがないから日々やることが明確にならないのではないか。

目標を明確にするというのは勉強を始めたてでは無茶なものになるかもしれないし、それ通りに生きていくのも息苦しい。しかし、すぐに変えられるような身軽な目標では何も変わらない。

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