シミュレーション仮説と汚物まみれの街

好き勝手に考える
Photo by Kenny Eliason on Unsplash

この世界がシミュレーションでできたものではないか、というのはシミュレーション仮説ですが、初めて知ったときは”こんなにリアリティがあっていろいろな感情とか思いがたくさんあふれているのに、それがシミュレーションなわけないやん”と特段何も考えていなかった。

しかし、Cities:Skylinesというゲームを遊んでいて思ったのは、個人個人の感情は結局シミュレーションをする側からするとパラメータの一部でしかなく、一つ一つを丁寧に追いかけていくものではないということ。
ゲーム中では街中を汚物だらけにして住人の不満が溜まっててもおかまいなし。下水道と上水道を連結することもでき、実行すると体調不良の住人が大量に発生する。実際に現実に起きたら訴訟やら損害賠償やらでとんでもないことになりそうだけど。
「人生はクソゲー」と揶揄するのも似たようなものかもしれない。個々人から見ると辛いことばかりの人生で、自分自身の生活を守るために頑張っていても、シミュレーションしている側からしたらそんなのは知ったこっちゃない。そんな私達の姿をみてケタケタわらっているかもしれない。

この世界がシミュレーションだとして思いついたもの。
・崇高な思想を掲げている指導者と、宗教・独裁国家シミュレーション。
・玄関先に品の良さそうなおばちゃん二人並べたら人はどういった反応するかをシミュレーション。これはスケールがだいぶ小さい。全然関係ないけど最近あまり見ないな。

コンピュータ・プログラムにはバグがつきものだが、この世界がシミュレーションだとしてバグとはなにか。おそらく人々の感情に関係するものは幸福度や不満度などのパラメータに過ぎず、バグとは言えないと思う。中の人間からしたら溜まったもんじゃないけど。
それでいくと自然災害などはシミュレーションのうちかもしれない。文明が滅ぶのもシミュレーションになりそう。実は気づいていないうちに何度もバグフィックスされているのかも。
そう考えると何が起きても不思議ではない。

まあシミュレーションだったところで、お腹はすくし眠くもなるし。できることなら中の人がみんな超ハッピーになるようなプログラムならいいけどな。

この世界は現実じゃない? 5分でわかる「シミュレーション仮説」とは - ナゾロジー
私たちは現実の存在ですか? もしそうだとするなら、何がそれを証明しますか? 私たちが、何者かのコンピュータ内の「シミュレートされた存在」である可能性はないでしょうか? このような仮説は「シミュレーション仮説」と呼ばれています。 Vsauce...
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